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2011年09月21日

サトウキビ生産振興生産者大会

サトウキビ生産振興生産者大会 晴れの与論島

 少し涼しい与論島です

 先日13日にサトウキビの集まりがありました

 今年は雨が少なく キビが成長していないガ-ン

 水を撒いてくださいとの事でした

 サトウキビね~汗

 平成19年から品目別経営安定対策なるものが 国から言い渡され

 この狭い土地と大きな土地の所と同じ考えで進めようとした国

 もうね 開いた口が閉まらない感じでしたびっくり!

 役場やJAなど国と話し合い 歩み寄り やっと与論島に合う政策になりましたが

 我が家はなんだか しっくりきていません

 与論島では まだまだハーベスターの数も少なく

 すべてのキビを機械で刈り取ることはしていませんが

 47%まで機械で刈り取りがされています

 これは 政策の影響ではないかと思われます

 徳之島ではもう100%だそうで 受注は争奪戦で

 株出し管理は無料でおまけになっているそうです

 製糖期間も短くなっている与論島では 手刈りでは期間内に終わらなくなっています汗

 我が家も キビの量を減らしました キビだけ作っていても生活できないし・・・

 キビは国から補助金を頂いて生産しています

 外国から砂糖を輸入する関税がそれに充てられる考え方です

 関税無くなったら キビはどうなるんだろう?

 国はお荷物キビを減らしたいあるいは無くしたいって思っているのでは?

 他の作物に転換してもらえれば 補助金出さなくてもいいのだから

 昔の様に キビしか作れないわけではないとも思う

 毎年国に生産目標見たいの出すのですが これが目標に達していない与論島なので

 製糖工場は本当に必要なのか?と問われているんです

 製糖工場が無くなったら キビは作れなくなります

 工場の正規従業員20名 製糖期は沢山臨時社員を雇います

 製糖期は与論島も潤います 果たしてキビはどうなるのか?

 キビを増やすにはどうしたらいのか? 

 長くなったので興味のある方だけ続きを見てくださいね

 我が家はキビを増やす考えはありません なぜなら ハーベスターで刈り取りしていたら キビは三年持ちません

 手刈りなら余裕で三年持ちます 義父は 条件の良い畑でしたが 10年株出しで生産してきました

 途中 刈れた所にはキビを間植えしましたが これだけもったら 生産は楽です

 しかし ハーベスターは機械で重い キビの若いのも古いのも根こそぎ刈り取るので 株揃いは良いでしょうが

 春先の成長が遅いし 粘土質の土地は 踏み固められ カチカチガ-ン

 耕運機ごときでは 耕す事ができません

 土が固いってことは キビの成長にも影響するわけで 二回目からは 細い元気のないキビになります

 これでは 生産能力は落ちることは目に見えています

 なので 二年したら植え替え これを繰り返さなくては 収益は上がりません

 作っても儲けにならなくては やる気もなくなりますタラ~ 

 畑は先代から受け継いだ大切な宝です 農家にとっては一番大切な物です

 割り切って キビ生産続けてもいいんです キビは他の作物に比べ手がかかりませんから

 でもキビだけでは生活していけません

 他の作物も作りながら キビも作る これが良いんでしょうが さてはて・・・

 二年で植え替えしてまで 生産する意味があるのか?ここが考えどころですね

 年老いたらキビの手刈りはキツイ なら機械で

 植え替えから除草・殺虫・刈り取りを委託これも有ですが これでは 収入が殆ど無い

 キビ農家と言えないですね いっそ畑を貸した方が利用価値はあるかもしれません

 どうしたらキビを増やせるか 先が見えない 土地もない

 与論島を出た方の土地が残っています 農業委員がそういう土地を借りたい方に紹介する仕組みもあるようですが

 なかなか進んでいないんじゃないでしょうか

 どうにか狭い土地の有効利用は出来ないものか?

 雑木林があってはいけないとは言いませんが 利用できるものは改良してでも利用していかないと

 牛のエサ畑ばかりの与論島になってしまいます

 牛農家がいけないと言っているのではなく 牛が人口上回りそうだからね

 キビから牛へ 移行するのかなぁ~ 

 冬場は草も成長が遅いので キビの葉っぱは牛のエサになるんですが

 キビが無くなったら 牛は乾燥草か蓄えた草になるのかな?

 いろんな事がひっ迫している与論島なんですね~あ~ 

 



PC教室
PC教室(2010-11-26 21:44)

大変だ~
大変だ~(2010-11-11 22:27)

マンゴー研修
マンゴー研修(2010-11-10 21:14)


Posted by おきゃん at 22:04│Comments(7)特別講座
この記事へのコメント
だから、ハーブの島ですよ〜(笑)
いや、でも佐賀の武雄市なんてそんな感じですよね。

年寄りが負担なくできる作物ってのもヨロンでは考えないと、キビするたびに人が倒れる・・・なんて笑い事ではなくなりますよね。
Posted by ちゃみ at 2011年09月21日 23:14
貴重な本音をありがとうございます。

また、眠れなくなりそうですね。

農業が、資本主義経済に取り込まれた結果です。
農業を経済的合理性にあわせようとすると、
必ず、こういう問題が起こります。

与論島のような小さな島まで、
グローバリゼーションに翻弄されてしまいました。

前進することも、
後退=撤退することもできなくなりました。

立ち往生です。

国家財政の逼迫で、いずれ、立ち枯れです。

そうなる前に、智恵が必要です。
与論島が自立する智恵です。

自立自尊の与論社会をつくる智恵が必要です。

他所と比較しての「豊かさ」や「貧しさ」、
再考しなければいけない時代になりました。

「カネ」がなければ生活できませんが、
「カネ」で「カネ」を儲けようとする、その、「カネ」と、
同じ「カネ」のレベルと競争しては負けます。

・・・・・、また、明日・・。
Posted by ケーシーかわうち at 2011年09月21日 23:19
>ちゃみさん

 重労働だからね(^_^;)
 インゲン・サトイモ以外にも 何かね

 農協さんが力を入れたものは 成功するから皆同じものを作るんだよね
 花農家も頑張って自力で販路拡張していたり

 市場も信用第一らしく新参者は入りにくいらしいから・・・

 何か良い作物ないかしらね~


>ケーシーかわうちさん

 毎回良いコメントありがとうございます<m(__)m>

 大人の意見必要なんでありがたいです

 「立ち往生」ほんとそうですね
 与論島だけでなく他でも色々悩んでいる所はあると思うんですよ

 何から解決の糸口を見つけるか 見つけられるかですね

 知恵・知恵・知恵 ん~ん こっちが眠れないです(笑)
Posted by おきゃんおきゃん at 2011年09月22日 21:12
素人の自分には…

へぇ〜、ふう〜ん、と思うばかりで…

話を聞けば聞くほど

難しいことばかりで

頭も心も…痛い(ノ_・。)です
Posted by おじゃまーる ▽(^ ̄#) at 2011年09月22日 21:40
>おじゃまーるさん

 いいのよ(*^。^*)

 難しい問題なんです 解決法なんて一長一短ではないし
 
Posted by おきゃんおきゃん at 2011年09月22日 21:51
こんばんは~☆

国のサトウキビ政策、農家のことを見てないですね。
何故そこまでして、安いキビを輸入したいのだろうか。
そして、鹿児島県は国の顔色をうかがっているのかな。
もし、与論が沖縄県であったら、
この状況はどうなっているのかな。

これ以上は、何とも言えませんが
国が農家の幸せと笑顔を運んでくれる政策を
進めることを期待します。
Posted by みるくざけみるくざけ at 2011年09月22日 22:26
>みるくざけさん

 沖縄も安定対策あるんですよ

 政策が導入される時 TVでやっていました

 沖縄も与論島も 大きな土地を持って作っている方は
 そんなに問題なく今まで通りできるんですが

 耕作地が小さいと 色々面倒なんです

 どこも同じですよ(^_^;)

 でも与論島が沖縄県だったら また何か違っていたかもしれませんね
Posted by おきゃんおきゃん at 2011年09月22日 22:34
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